コスモ刺しゅう糸の種類と歴史|25番・5番・seasons・にしきいと・hidamari完全ガイド - COSMO コスモ
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COSMO®Embroideryの歴史
コスモエンブロイダリーの歴史は日本勃興から復興の100年の歴史と重なり合わさっています。
1924年(大正13年)大阪でCOSMO(コスモ刺しゅう糸)誕生
- 日本の近代化が進み、西洋の文化(洋服やモダンな手芸)が一般に浸透し始めた大正末期。大阪のコスモ株式会社によって、国産の高品質な刺しゅう糸として「COSMO®」ブランドが立ち上がりました。
- 1945年(昭和20年)終戦の年に野村商店(株式会社野村商店の前進)がCOSMO®刺しゅう糸事業の製造権と販売権を買収。
- 1968年(昭和43年)残存していたCOSMO®刺繍糸、刺繍布の商標権も野村株式会社が買収。
2010年(平成22年)Seasons(シーズンズ)
- グラデーションピッチ(色の変化する長さ)で使い分けられる新しい表現の25番糸としてデビュー。
2016年(平成28年)4月 にしきいと
- 京都の伝統的な和装金糸の技法を活かした、手刺しゅう用ラメ糸として発売。
2019年(平成31年)3月 hidamari(ひだまり)
- 「刺すだけじゃない、刺し子糸。」をコンセプトに、コーン巻きスタイルで新発売。
COSMO®は大正・昭和・平成・令和を駆け抜け、この間、コスモ刺繍糸を取り扱いしていた現在の株式会社ルシアンは出世魚のようにその形を変形してきました。
COSMO®(コスモ®)運営会社の変遷
コスモ株式会社(1924)
→田中兄弟商会(1929)※販売会社として
→野村商店(1933)※販売会社として
→株式会社野村商店(1946)※製造、販売会社として
→株式会社野村(1963)※商標権も含む全ての権利を保全し、株式上場
(1964 大阪証券取引所市場第二部上場、1980第一部移管)
→株式会社ルシアン(1992)
→株式会社ルシアン(2015年新設承継)
世の中ではコスモという単語で著名なのはコスモ石油もありますが、サービスステーション(ガソリンスタンド)としてのブランド名「コスモ石油」は1984年から開始しており、株式会社ルシアンとコスモエネルギーホールディングス株式会社との間には商標利用についての取り決めが締結されています。
コスモ刺繍糸のカテゴリー
① COSMO®25番刺しゅう糸
- 色数:全500色
- 素材:綿100%
- 単色
- 太さ:25番手
② COSMO®5番刺しゅう糸
- 色数:全65色
- 素材:綿100%
- 光沢のある太番手
- 太さ:5番手
③ COSMO®シルクブレンドラメ糸
- 素材:シルク、ポリエステル
- 太さ:12番手〜14番手
④ Seasons®25番刺しゅう糸
- 色数:140色
- サブカテゴリー:3種類
- 素材:綿100%
- 太さ:25番手
- 色の濃淡、マルチカラー、グラデーションに応じてカテゴライズ
- Seasons 5000
- Seasons 8000
- Seasons 9000
⑤ にしきいと®No.77
- 色数:48色
- サブカテゴリー:5種類
- 素材:ナイロン、ポリエステル、キュプラなど
- 京都の和装に使われていた金糸の技法を活用した手刺しゅう用ラメ糸
- 錦(丸撚り):全18色、太さの目安:5〜6番手
- 鏡(たすき撚り):全18色、太さの目安:5〜6番手
- 玉虫(たすき撚り):全12色、太さの目安:11番手
- 発泡水(たすき撚り):全6色、太さの目安:10番手
- 蛍(たすき撚り):全6色、太さの目安:25番手
⑥ hidamari®(ヒダマリ®)
- 色数:40色
- 5つのサブカテゴリー
- 素材:綿100%
- 太さ:6番手相当
- ソリッド(単色20色)
- 点絣5色
- スペック(杢(もく))5色
- グラデーション(5色)
- マルチカラー(5色)
刺しゅう糸の番手(太さ)について
刺しゅう糸の「25番」や「5番」という数字は、糸の太さを表す「番手(ばんて)」という規格に基づいています。手芸用の「25番」や「5番」という表記はISO規格(国際標準規格)ではなく、業界の慣習・歴史的デファクトスタンダード(事実上の世界標準)です。
刺しゅう糸(綿糸)の場合、「数字が大きくなるほど糸は細く、数字が小さくなるほど糸は太く」なります。
25番刺しゅう糸の規格
25番糸は、手芸で最もポピュラーな糸です。
- 規格の定義(綿番手):綿番手で「25番手」の糸を6本撚り(より)合わせて1本の束にしたものです。
-
太さの特徴:1本単体は非常に細いですが、通常は用途(布の目の粗さ)に合わせて、この6本の束から「1本取り」「2本取り」などと割いて(引き抜いて)使用します。
- 2本取り:一般的なクロスステッチや繊細なフランス刺繍に最適
- 6本そのまま(6本取り):太いラインや立体感を出したいとき
5番刺しゅう糸の規格
5番糸は、束を割かずにそのまま使う太い糸です。
- 規格の定義(綿番手):綿番手で「5番手」の糸を2本撚り合わせたものです。
- 太さの特徴:25番糸の6本取り(束のまま)よりもさらに一回り太く、しっかりとしたコード状になっています。撚りが強いため光沢が強く出て、ステッチがくっきりと立体的に立ち上がります。
数字が小さい方が太い
刺しゅう糸のベースとなる「綿番手(めんばんて)」は、「一定の重さ(1ポンド=約453.6g)に対して、長さがどれだけあるか」で計算する恒重式(こうじゅうしき)という規格です。
- 5番手の場合:1ポンドで 840×5 = 4,200 ヤードの長さ(短い=太い)
- 25番手の場合:1ポンドで 840×25 = 21,000 ヤードの長さ(長い=細い)
同じ重さの中に「5倍の長さ」が詰まっている25番手の方が、糸1本あたりが細くなります。
太さ・構造の比較
| 商品名 | ベースの綿番手 | 撚り本数 | 使用方法 | 主な用途 |
|---|---|---|---|---|
| 25番刺しゅう糸 | 25番(細い) | 6本あま撚り | 1〜6本に割いて使う | クロスステッチ、フランス刺しゅう全般 |
| 5番刺しゅう糸 | 5番(太い) | 2本しっかり撚り | 割かずにそのまま使う | 刺しゅう、かぎ針編み、タッセル |
コスモの番手分類まとめ
コスモが展開する刺繍糸で表現するのであれば:
- COSMO 25番
- Seasons 25番
- COSMO 5番
などが綿100%の番手分類です。にしきいとの素材は綿ではないので25、5という表現はありませんが目安は5番〜25番手で表示しています。hidamariは綿100%で、6番手相当の太さです。